コラムCOLUMN
歯周病の進行の仕方
2015.10.20
お口の中の病気である歯周病は、歯を支える歯茎である歯肉や歯槽骨、セメント質、そして歯根膜などの歯の周りの組織がお口の中にひそんでいる細菌に感染してしまい炎症と細胞の破壊が繰り返し行われる病気の事を指します。
歯周病は放置しておくと歯そのものへの悪影響は勿論の事、全身の疾患にも歯周病が関係してくる事が近年の研究結果により明らかになってきています。
今回は、歯や全身に疾患を引き起こすおそれのある歯周病の進行の仕方についてお話をさせていただきます。
■歯周病の始まりはプラーク(歯垢)から発生します
お口の中には様々な細菌がひそんでおり、それらの細菌は人が食べた炭水化物などに含まれている糖分を栄養源として繁殖する性質を持っています。
ご飯やパン、麺類や砂糖の含まれたお菓子などを食べると歯の表面にこれらの糖分が付着し、糖分をエネルギー源としているミュータンス菌やラクトバチルス菌などの虫歯菌や様々な他の細菌が歯の表面にどろどろとした粘膜を出して自分たちの棲家を作ります。
これが、プラークと呼ばれる歯垢です。
プラークは細菌と糖分の塊から出来ており、プラークの70%は細菌で構成されています。
細菌が潜んでいるプラークは歯に付着したままにしておくとその内に細菌がどんどん歯と歯茎の隙間である歯周ポケットを大きくしてしまいます。
大きくなった歯周ポケットにはさらに細菌が入り込む事となり、プラーク1ミリグラムあたりに1億個ひそむと言われている細菌がお口の中の歯や歯茎、歯槽骨、セメント質、そして歯根膜などの歯を支える組織に炎症を起こし、組織そのものを破壊していきます。
これが、歯周病です。
■歯周病予防は毎日の正しい歯磨きから
歯の表面に付着した細菌と糖分の塊であるプラークは放置しておくと次第に細菌がプラークの中で死滅して唾液に含まれる無機質の成分と化学反応を起こし、歯石と呼ばれる石のような状態に変化します。
歯の表面に付いたプラークが歯石の状態になってしまうと、プラークの中で活動していた細菌は死滅した状態となるのですが、歯石自体は歯の表面に付着したままになるので歯石に再びプラークが付着しやすくなり、さらに歯周病の原因となるプラークを作りやすい口内環境となってしまいます。
プラークは毎日の正しい歯磨きを行う事でそのほとんどを除去する事が出来ますので、歯周病を予防する為には食べ物を食べた後や就寝前に必ず正しい方法で歯磨きをする習慣をつけるように心がけましょう。
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歯磨きは虫歯や歯周病予防の基本となる最も重要なポイントですので、正しい歯磨きの仕方や虫歯予防の予防歯科について詳しく知りたい方は、ぜひ一度京都府内の京都の歯医者で予防歯科について相談されてみてはいかがでしょうか。