コラムCOLUMN
根管治療の重要性とは
2015.11.12
虫歯は絶対に自然回復することは無いので、出来るだけ早期に歯科治療を受けることが大事ですが、全てのケースでこうした早期治療が行える訳ではありません。実際京都の歯医者でも通院される方の多くが耐え切れない虫歯の痛みをきっかけに訪れますが、その時には表面だけでなく虫歯菌が神経にまで到達していることも多いので、最悪の場合神経を取り除く抜髄と呼ばれる治療を行う必要があります。京都の歯医者でもよく行われるこの抜髄ですが、抜髄をした後の処置が重要になります。
抜髄をした後には京都の歯医者だけでなく、全てのクリニックで「根管治療」と呼ばれる治療が行われますが、これはただ何度も消毒を繰り返すという作業で、複数回の通院を必要としますので、患者様の中にはこれら一連の治療の必要性を疑問視する方もいらっしゃいます。
実際京都の歯医者でもこうした質問をお受けしますが、実は根管治療は虫歯治療においては非常に重要な意味を持つ大事な工程になります。京都の歯医者では抜髄後に3回から5回ほど消毒で通院してもらいますが、この間に根管内部の細菌を消毒しています。神経を取り除いた後といってもただ放置しておけばいいのではなく、その後歯を長期化もたせるためにはこうした消毒作業が大事なのです。
では京都の歯医者での実例を元に、抜髄後に考えられる症状について見ていきましょう。抜髄後に消毒を行わなければ、根の部分に歯根嚢胞と呼ばれる膿の袋が出来てしまいます。これはそのまま放置しておくと神経がなくとも強烈な痛みや腫れが生まれてしまうので、消毒して細菌を完璧に取り除く必要があります。
次に根管治療の具体的な方法について京都の歯医者での一般的な例を見ながら解説していきます。抜髄後にはラバーダムと呼ばれる薬品を使い、唾液や口内に存在する細菌が根に入らないようにします。その後残った神経を取り残しのないように綺麗に取り除きますが、特殊な器具を用いて丁寧に行います。そしてガッタパーチャと呼ばれる薬を神経を取り除いた穴に詰めていくのですが、この際には一切の空気が入らないように注意して詰めていきます。そして最後には薬がきちんと入っているかなどをレントゲン撮影で確認し、その後は再度薬を詰めて消毒するという作業を繰り返すのですが、前述の通り早い場合では2回から3回、場合によっては4回から5回ほど治療を行います。
このように非常に慎重に行う必要のある根管治療ですが、京都の歯医者でもよく行われるメジャーな治療方法になっています。通院は面倒なことですが、痛みがなくても必ず最後まで通い治療を終わらせて下さい。